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国立新美術館で開催中の「テート展」に行ってきた

国立新美術館で開催されているテート展に行ってきました。イギリスのテート国立美術館の作品を持ってきて、「光」を題材に、美術の歴史を光という軸でまとめた展示です。

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国立新美術館で開催されている『テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ』1に行ってきました。 イギリスのテート国立美術館の作品を持ってきて、「光」を題材に、美術の歴史を光という軸でまとめた展示です。 一部写真撮影禁止のコーナーがあったので、今回は写真撮影可能なコーナーのうち印象的だった作品の写真を載せます。

写真撮りながら思ったんですが、絵のリアルの奥行き感とか吸い込まれそうな感じは写真では映せないので、面白そうだなと思った人はぜひ行ってみると良いと思います。 油絵から圧巻でした。

あ、ちなみに僕は芸術なにも詳しくありません。

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー, 『影と闇ー大洪水の夕べ』, 1843
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー, 『影と闇ー大洪水の夕べ』, 1843

これは最初の方に展示されていた作品。絵ってこんなに奥行き表現できたっけ、と感動しました。AIアートで大量消費していたときに得られなかった感覚。

ジョン・マーティン, 『ポンペイとヘルクラネウムの崩壊』, 1822
ジョン・マーティン, 『ポンペイとヘルクラネウムの崩壊』, 1822

生でみると本当に奥行きが凄まじかった。大きさもあって、吸い込まれそうになるような、手を伸ばしたら絵の奥まで世界が続けているような感覚。

ジョン・ブレット, 『ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡』, 1871
ジョン・ブレット, 『ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡』, 1871

この作品が一番圧巻だったな。綺麗な海の景色の綺麗さがそのまま伝わってきた。天国みたいな空間。迫力がすごい。

アルマン・ギヨマン, 『モレ=シュル=ロワン』, 1902
アルマン・ギヨマン, 『モレ=シュル=ロワン』, 1902

この絵も配色が比較的鮮やかで印象的だった。


ここからバウハウスとかで、芸術に工業要素が加わってきます。カンディンスキーとかの教材の挿絵が載ってたりして感動しました。光を幾何学的に捉えて作品に取り入れるものが増えてきます。← 撮影禁止ゾーンだったので画像なし


で、バウハウス以降からはリヒターとか、とんでもない前衛的な作品が増えてきます。もはやキャプション芸なんじゃないかとしか思えない作品の数々だったんですが。

ゲルハルト・リヒター, 『アブストラクト・ペインティング』, 1990
ゲルハルト・リヒター, 『アブストラクト・ペインティング』, 1990

リヒターのやつ 。絵を書いて、その上に塗りまくって、引っ掻いて完成らしい。僕の美術の時間のパレットでしょうか。

そしてさらに現代に近づくと、プログラミングを活用したインスタレーション展示が増えてきます。 僕の推しアーティストであるジェームズ・タレルとか、オラファー・エリアソンとかの作品も登場します。 四国を一人旅したときに見たな。

オラファー・エリアソン, 『星くずの素粒子』, 2014
オラファー・エリアソン, 『星くずの素粒子』, 2014

オラファー・エリアソンの作品。言ってしまえばこれもキャプション芸なんですが。

結局、現代アートは複雑すぎてキャプション芸なんじゃないかという疑念は拭えませんでしたが、まぁそれも込みで面白い作品が多くて十分楽しかったです。東京これる方はぜひ。