記事: 一浪して東大に合格した凡人が浪人生活を振り返る。【大学受験】 に頂いた相談コメントに対する返信の内容です。
テニヌさん:
サトゥー様、こんにちは。東大理一志望、浪人生です。勉強法について、サトゥー様に質問させていただくてコメントしました。
僕は地方の予備校での浪人で、経済的に東京で浪人することは不可能です。(夏期講習とかはサトゥー様のように苑田先生の授業を横浜で受けようと考えていますが。)講師の質は良い人もいれば悪い人もいるって感じで、この人にたいていさえいれば東大合格確実や!って感じの人は少ないってのが正直なところです。しかし、環境面で都会の人たちに劣っても、サトゥー様のような別次元の舞台で戦えるようになり、最終的に死んでも取れるラインが合格ラインを上回っているという状況をサトゥー様のように作りたいと考えています。
サトゥー様は、本郷校に通って、刺激を受けて火がついたのがきっかけで伸びたとおっしゃっていましたが、結局は自分の手でこうすれば点数が上がる!という方法論については、いろいろな方々からアドバイスを受けながら、最終的には自分でセンター試験と東大入試への解法を自分で作り込んだのだと文面で察しました。東大入試の現状を見ると、230点付近で受かるかビクビクしながら入試本番に向かう人間と、サトゥー様のように280点290点300点以上のとんでもない成績の次元で戦い、いとも簡単に受かる人間の差があります。
サトゥー様は(当然才能あふれる方なのはわかっていますが)ご自身では自分は天才などではないが、努力でここまできた、というふうにおっしゃいました。そこで、サトゥー様の記事を隅々まで読んで、凡人の僕がいかにしてサトゥー様の戦っていた領域に近づいていけるのか考えてみました。記事の内容を察するに、サトゥー様の伸びた1番の要因は「曖昧さ、を確実に潰していき、曖昧さではなく確実に得点できる方法を考えだした」ことではないですか?
例えば、数学なら自分なりに鉄則を作成して、こういう問題ならこの解法とかの解法があって、今はこう手を出すようにし、曖昧ではなく解法選択に根拠を持つ、物理ならどんな難問でもまずはマクロな現状把握に努め、数式で正しく立式する、英語の要約ならこう読んでこういう形で答案にまとめる、と言った問題の解法のみならず、自分はここでミスりやすい、集中力が切れやすいと言ったことを徹底的に言語化して対策を考えるなどのミス対策、こうしたなんとなく問題を解く、というのを徹底的に排除した方法論が、功を奏したのではないでしょうか?それがサトゥー様が伸びた1番の要因ではないでしょうか?
すみません上で述べたことは全部サトゥー様の記事を読んで自分が日頃の勉強から意識してることです。凡人で環境にもあまり恵まれない僕が、それでもサトゥー様に近づきたいと考えて出した答えなのですが、こんな感じであっていますかね?もしこれは違うんじゃないかとか、これをもっと意識したとか、やっぱり環境が最強だった、伸びたいなら本郷校に行きなさいとか、率直なアドバイスをいただきたいです。学生生活忙しいとは存じますが、よろしくお願いします。
sato の回答
コメントありがとうございます。
そして色々と記事を読んでいただいたようで、嬉しいです。
さて、質問についてですが、テニヌさんの理解(「曖昧さ、を確実に潰していき、曖昧さではなく確実に得点できる方法を考えだした」)で間違いないと思います。
入試対策は他の分野(例えばJリーガーになるとか、宝くじ当てるとか)に比べて方法論が確立されており、予備校で教えてもらえるような正しい方法論に従って対策を積めば、あとは本番で生じる不確定要素を潰すゲームになると考えています。
1点の差で勝敗が決まる勝負であるからこそ、些細なミスを「仕方ない」で済ませず、言語化できる要素をとことん言語化することを意識していました。
環境はもちろん良いに越したことはありませんが、テニヌさんのように「どうしたら確実に合格できるか」を自分の頭で考え、それを実行できることが一番大切です。その調子で頑張ってください。 また何かありましたらいつでも質問ください。