skip to content
Site header image satoooh.org

相談: センター対策と2次対策の違いについて

北大志望の予備校生の方から、センター対策と2次試験対策について相談をいただきました。


記事: 一浪して東大に合格した凡人が浪人生活を振り返る。【大学受験】 に頂いた相談コメントに対する返信の内容です。

ニッケさん:
河合塾仙台校で東北大理系志望の一浪です。自分の考えに重なるところもあり、非常に為になると同時に勉強の励みになりました。よくある話題なのですが、いろんな意見を聞いても自分の考えがまとまらないのでご意見をお聞かせください。センターの対策と2次の対策は別物だと考えていますか?これから夏に向けての学習でセンター対策(具体的には過去問)を組み込むべきなのか、あるいはセンター対策、2次対策は同じものと考え、特別対策はしないという方針がいいのか。また、関連してなのですが、夏は基礎を固める時期とはよく耳にしますが、基礎が完成しているとはどういった状態を指すとお考えですか?志望大学ではセンター比率は低いものの、昨年の敗因の1つはセンターの不出来であったので、不安を感じ、徹底した対策の必要性を感じています。

sato の回答

センター試験対策と2次試験対策の違いについて

センター対策と2次対策は、もちろん細かい点では気をつけるポイントが異なってくるし、形式も内容もまったく異なるものになります。

ただ、2次試験対策はそのままセンター試験対策に直結してくるとも思っています。 ニッケさんがどのレベルでの対策を指しているのかはわかりませんが、基礎事項が固まっていればセンターで8,9割程度はしっかり取れるようになり、そこからはいわゆるセンター対策(形式に慣れる、ケアレスミスを減らすなど)になってくると思っています。

僕は模試を受けたらその都度復習する程度で、しっかりセンター対策をやったのは12月以降(というか年末くらいから?)です。 それでも25年分の過去問はやりましたし、自分が本番までにしっかり対策できると考えるのならセンター対策は直前からでも問題ないのかなぁと思います。

大事なのはセンターでも2次でも使えるような「基礎」をしっかり理解することです。 これは後半の質問にも繋がってくる話題ですね。

「基礎が完成している」とはどのような状態なのか

さて、基礎が完成しているかどうかというのは、河合塾に通っているのでしたらそちらのテキスト基準で考えれるのが分かりやすいのではないかと思います。

テキストの問題について自分が他人に向けて授業できるようになっていれば、基礎固めはだいたいできていると思っていいです(僕はそうしてました)。 他人に教え、関連する質問に答えられるくらいの理解があれば、その知識は実戦でも使えるものになっているんじゃないかなぁと思います。 現時点では予備校のテキストをしっかりやって、少なくとも予備校のテキストくらいは100%理解したという自信を持って、夏休みの余った時間は2次対策に充てていいと思います。

これはセンター対策だ、これは2次対策だ、と変に形式にとらわれるよりは、「自分はこれを勉強した/しているんだ」のような内実を見た方がモチベ的にもよさそうです。

これ以上具体的な回答が難しいですが、人それぞれで答えが変わるトピックでもあるので、お許しください。 また何かありましたら気軽にどうぞ。

質問者さんの返信

ニッケさん:
丁寧な解答ありがとうございました。現段階ではセンター形式の模試では8割以上は取れているので、当面は基礎シリーズと講習と受けた模試の内容について今一度見つめ直してみようと思います。苦しくなったらまたこの記事を見に来ます(笑)

sato の回答

受験勉強って弱い自分と向き合わなきゃいけないから、基本的につらいものだと思います。 そこをいかに楽しめるかが一つ重要になってくるかもしれませんね。 頑張ってください。まだまだ時間はあります!